先日インドからメッセージが届きました。
現在インドに在住し、翻訳や執筆活動されている日本人の方からです。
その内容は、児童向けの月刊誌に
原爆に関する原稿を執筆している中で、
広島と
原爆ドームの両方を伝えるために私の
写真を使いたいとのことでした。
実名も記され内容にも賛同できるものでしたから、元画像を送らせていただきました。
それは2009年8月6日の
原爆記念日に撮影したもので「像:
広島86」というタイトルです。
照りつける夏の日差しも和らぎ、夜になって
原爆ドームの傍では亡くなられた方の供養にとたくさんの灯篭が川に流されます。
私は
広島に生まれ、
広島に育ち、
原爆というものを身近に感じてきた一人です。
私自身の
被爆体験はありませんが、母は
被爆者です。
被爆者の高齢化が進み、
戦争体験、
被爆体験を後世に繋いでいける人が少なくなってきました。
そんな中、今回の依頼は私の
写真が少しでも
平和のために役立てばと嬉しく思いました。
今年も8月6日がやってきます。
この日は私にとって特別な日で、世界にとっても特別な日でなくてはなりません。
毎年行っていますが8月6日には、
平和公園へ行き
平和を考える時間を持ちたいと思います。
広島から発信できること、また
被爆国としてやらなくてはならないこと、それが何かを考える時間でもあります。
広島、長崎の思いを世界に発信するために、自分にできることをこれからも続けていこうと思います。
テーマ:写真にコトバをのせて - ジャンル:写真
- 2011/07/02(土) 10:34:43|
- 広島
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はじめまして
失礼ですが 写真家ですか
いつもこの写真見たいので リンクさせていただいても 良いですか
- 2011/07/03(日) 07:35:19 |
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- AKI #-
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お見事な作品です。
「夕凪の街 桜の国」
漫画ではありますけど、原爆について真剣に
考えさせられたのを思い出しました。
原爆を風化させてはならないと言ってみても
広島と長崎の人以外はよその家の事情として
気軽には立ち入れない人が多数です。
真摯に原爆の悲惨さを伝えていくことは大切だと思います。
- 2011/07/04(月) 09:24:52 |
- URL |
- vivid #-
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vivid さん
原爆の悲惨さを多くの書物で紹介されていますが、やはり広島に訪れていただいて展示物ではありますが、実際の悲惨さを見ていただきたいものです。
原爆に限らず、戦争の悲惨さを一人でも多くの人が後世に伝えなくてはなりません。
その一人でありたいと思っています。
- 2011/07/04(月) 21:13:35 |
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